この星の光の地図を写す

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頭では外に出たいと思っていても体が全くついてこなくなったので、同名の展示を観たときに買おうか迷っていた石川直樹の「この星の光の地図を写す」を今更買った。オペラシティで見た展示が良くて感動したのだった。大切なことをすぐ忘れる。当時読んでいた同著「最後の冒険家」も読み返した。熱気球で太平洋を横断する神田道夫に随伴するも挑戦は失敗、太平洋を漂流した記録。その4年後、回収されなかった気球のゴンドラが悪石島へ奇跡的に漂着するのだけれど、オペラシティにはそのゴンドラも展示されていた。写真と文章がじんわりと精神を高揚させてくれる。体も少し動くようになった。よかった。