人工衛星

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電車が1時間に1本くらいのエリアを時計を見ずに散歩していると、次の電車までかなり待たなければいけないタイミングで駅に到着してしまうことがよくある。この日もそうだった。時刻は18時、無人駅だったので駅前でも街灯がまばらで、星が綺麗に見えていた。久しぶりに星景写真でも撮ってみようと思い立ち、ただ三脚は無いので、地面にカメラを置いてセルフタイマーでシャッターを切ることにした。日の光の影響がなくなってすぐの夜空を眺めていると、音もなく点滅もしない光がゆっくりと移動していくのを見つけられる。それは未だ高空に差す日の光を受けて輝く人工衛星で、その日もいくつか眼にすることができた。張り付いたように動かない星々の間を進む人工の星は夜空に立体感を与えてくれて、見えるとけっこう嬉しい。写真の画角に入ってたらいいなーと思っていたのだけれど、肉眼では見えていなかったものも含め、割と写っていて驚いた。今度から駅で暇なときは星景写真チャレンジにしよう